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「そうか。残念だな」
「煌なんかいいから、早く言えって」
「俺、アイス食いたい。ハーゲンダッツのクッキー&クリーム」
クソー、何で宮田がうちの冷蔵庫の中知ってんだよ。
俺のお楽しみだったのに!
ラスト1個を捧げろと言うのか。
「待ってろ!」
俺は部屋を飛び出すと、ダッシュでアイスを取りに行った。
さらば、俺のスウィートハニー。
「大切にしてやってくれ」
蓋に俺の名前が書かれたクッキー&クリームちゃんは、そのまま宮田の手に渡ってしまった。
「やっぱこれだな」
「そんな事より早く教えてくれよ」
そりゃ大切にしろとは言ったけど、一口毎にいちいち感動するな!
じれったいんだよ!
「まぁ、簡単な話、お前等キャラ変えすればいいんじゃね?」
スプーンをくわえたまま、宮田が煌にも聞こえるように少し大きな声で言った。
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