Vol.01

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「そうか。残念だな」 「煌なんかいいから、早く言えって」 「俺、アイス食いたい。ハーゲンダッツのクッキー&クリーム」 クソー、何で宮田がうちの冷蔵庫の中知ってんだよ。 俺のお楽しみだったのに! ラスト1個を捧げろと言うのか。 「待ってろ!」 俺は部屋を飛び出すと、ダッシュでアイスを取りに行った。 さらば、俺のスウィートハニー。 「大切にしてやってくれ」 蓋に俺の名前が書かれたクッキー&クリームちゃんは、そのまま宮田の手に渡ってしまった。 「やっぱこれだな」 「そんな事より早く教えてくれよ」 そりゃ大切にしろとは言ったけど、一口毎にいちいち感動するな! じれったいんだよ! 「まぁ、簡単な話、お前等キャラ変えすればいいんじゃね?」 スプーンをくわえたまま、宮田が煌にも聞こえるように少し大きな声で言った。
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