155人が本棚に入れています
本棚に追加
レイアは閃光玉により
頭が真っ白になった。
「そろそろコイツが
効く頃だと思うんだが…」
ロイツは手に持っているランスを
振りかざし、レイアの脳天へ
確実に突き入れる。
すると突然
レイアは金縛りにあったかの
ように動かなくなった。
「ビンゴォ☆」
ティカはロイツに軽くウィンク。
ロイツが手にしているのは
トライデント。
スタンガンのような
容姿をしており
獲物に当たると自動発電し
麻痺を引き起こす。
麻痺した相手は
足掻くこともできず、ただ
痛みに耐えまねばならない。
「拷問虐殺に最適だね☆」
「まぁ…モンスター相手ならな」
「人に向けちゃダメだよ☆」
「よい子のみんなは…
…ってアホか!」
ロイツは落胆した。
その瞬間
辺りは異様な空気に陥る。
ソレに感づいた
ロイツは少しレイアから離れる。
「…さて、それなりに
痛ぶったことだし…」
ティカもそれに続く。
「うぅ…、いつ見ても
慣れないね…このカンジ…」
この独特な、そして異様な
空気を発してるのは、
さきほどザコ一掃をしていた
太刀を軽々しく片手で持つ
レンだった。
辺りの肉食竜は
全てが真っ二つだった。
最初のコメントを投稿しよう!