第一章 桜色の蒼猫

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「よしゃあ!サクサクしまくり☆」   ティカがリオレイアに向かって ナイフを取り出した瞬間。   「ギャァアアアア!」       …強敵!ゲネポス現る!     ティカはマヒった。   「うに~…☆1分経ったら  強制転送されるのにぃ…」   「スタオーか、っての!」       そう言ってるうちにレンは 尻尾までサクサクを終えていた。   とてとて…とロイツに 近寄ってきて…   「………紅玉…。」   と手に持っていた物を 見せてくれた   「おお?羨ましす。俺も…」   桜火竜の尻尾!   「…くそ…」   まぁ、そう うまくいかないのが 世の中の道理である。     「あ~ん…私も~☆」   と、立ち上がったのはティカ   そして…     ババッ!   ロイツとレンは手を挙げて   クエスト終了~!     「ひ~ん!私まだサクサク  してないのにぃ~☆」       結局、最後まで空回りな ティカであった。     「うがぁぁぁぁ!!☆」   「はぃはぃ…強制転送だ」   ロイツはティカを引っ張って 砂漠をあとにする。   その後の報酬で、 レンとロイツだけ 逆鱗を手に入れたことは   語らぬべき… だったであろうか…。
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