第一章 桜色の蒼猫

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レンは現在14歳のAB型 ロイツやティカ達の幼きリーダーだ。   初めて親と狩りに 連れて行かれたのは まだ3歳の頃だった。   父はココット村の英雄こと 村長に認められた凄腕ハンターで 彼が最後に出した挑戦状を   もろともせず討伐した記録は 今や 伝説の伝説と名を馳せた。   今もどこかで 生きているらしいが 詳細は不明である。   レンが使っているブラッシュデイムは 彼のいわば生き片見なのだ。   レンは最年少6歳でハンター登録し 彼女のパーティの中では、 最もハンター歴が長い。   桜色の鎧で身を纏い。     彼女が振るう大剣は 一刀両断できぬものは ないとされた。   一番驚くのはやはり その容姿だろうか…。   何も知らない連中が見たら 小学生とも 見分けがつかないだろう。   だがあの 火竜を一網打尽にし   愛用の桜色の大剣を振るう 強腕こそ間違いなく レン本人なのである。   信じられないと言われても 仕方のない真実なのだ。     「レンタシ~☆」       レンは仲間から レンタシと呼ばれている…。
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