第一章 桜色の蒼猫

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「暑ぃなぁ…」   「クーラードリンク飲んでも  変わんねー☆」   「………………。」   砂漠の暑さは尋常ではない。   乾燥しているため 喉が渇きやすく   火山のジメジメした空気とは また、別の感覚に陥る。   「ろんく~ん…敵どこ~?」   「…お前、自動マーだろ」   「………………。」   なんともバランスのとれない 三人だった。         …。   道中のアプトノスを とりあえず蹴っ飛ばし   桜火竜のいる場所へ 向かうレン達一行。   すると…。   「いた」   「いるねぇ☆」   「行っとく?」   「行っときますか…☆」     ランサーロイツと、   双剣士ティカ…今回は 片手剣デットリィタバルジンを 取り出し   桜火竜討伐に向かう!   「ザコは任せたぜ、レンタシ!」   「…………ん…。」   これは、ただレンが のけ者にされた訳ではない。   今回レンが持ってきたのは 飛竜刀【楓】   太刀を持つものは、 まず、戦闘準備を 行わなければならない。   ロイツたちは、その時間稼ぎを レンに与えているだけである。   「さぁて、桜ちゃん☆」   「じっくり痛ぶってやろう!」   ティカは道具をあさくり出した。
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