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てことで手始めに…
ここから始まったんだよね…
俺が保育園にいってた時…
多分四歳かそれくらい…
教室に蟷螂が入ってきたんだ。
子供って無邪気で怖いよね。とくに善悪ってのわかってないからね。
でツレと二人で「退治だ!」とかいって蟷螂を外から拾ってきた石で
「ぐしゃっ」
て。そりゃ一撃ですよ。
「やったぁ。退治した。」
とか喜んでたら先生に
「命を大事にしなさい!」
とこっぴどく怒られた。
おかんが保育園に向かえにきて家でご飯を食べた。
小さかったからね。
寝るのは大体8時くらい。
俺のおとんは二歳くらいの時に天に還った。
記憶には殆ど残っていない…。
だから寝る前にはおとんの仏壇に
「お父さん、おやすみなさい。」
と行って手をあわせてお辞儀をし、ぼんぼん(提灯に豆電球入ったやつ)の電球を消して寝る習性があった。
その晩、弟と二階にあがっていつものように
「お父さん、おやすみなさい。」
ってお辞儀をしたんだ…。
で顔を上げたら…
仏壇くらいのでっかい蟷螂。
今でてきたら多分おしっこちびります。
でも当時は怖くなかったんでしょう。
手に持っていた音がでて光るだけのおもちゃの銃で…
「退治だ!」
アホ丸出しですわ。
でもピュンピュンって撃ったら消えちゃいました。
「よえぇェェェ!!」
今なら確実にそう叫んでます。
次の日保育園でそのこと話したら
「嘘つきー、夢でもみたんだろ!」
みんなが言うんだよ。
寝る前だから夢ぢゃねぇっつうの。
なんだったんだろねあれは…。
嘘ぢゃないよ(´;ω;)
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