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地下へとたどり着いた魔王と部下。
その前には巨大な鏡がある。
「魔王様。鏡の前にお立ち下さい。」
部下の言葉に従う魔王。
「いったい何をするのだ?」
訪ねる魔王に部下が
「今から魔王様を異世界へ送ります。その世界は私が元いた世界です。勇者と言えどもそう簡単には追っては来れないでしょう。私は魔王軍を立て直し反撃の準備を整えるまで魔王様には異世界に居ていただきます。こちらでの準備ができましたら私が魔王様をお迎えにまいります。」
部下は淡々と言ったが魔王には納得がいかなかった。
「何を言うのだ!!私は異世界などいかん!!私は魔王なのだぞ!!」
しかし部下はまたも淡々と言った。
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