骨董品

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「蛍さんお久し振りです。」 「望さんその節はお世話になりました。」 会長宅で久し振りに蛍にあった。 顔色もよく順調に回復しているのがよくわかった。 「ふふふっ。それにしてもなんだが変な感じですよね。望にさんが私に敬語を使うなんて。前みたいに普通でもかまいませんよ。」 「いやいや。あの時の事はあの時の事で今のあなたは我が社の会長夫人なんですから。」 今にして思えば蛍にはかなり無礼な事ばっかり言っていたな。 「そうそう、今日は望さんに渡したい物があったんですよ。ちょっとお待ち下さいね。」 そう言うと蛍は部屋を一旦出て行った。 (お礼ってなんやろ?さすがに現金とかやったら断らな・・・・・・・・・・やっぱ貰お。)
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