骨董品

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そんなやり取りをしている所に清太が帰ってきた。 「ただいま!」 「おかえり。これ見てみ。蛍から貰ってん。」 俺は清太に鏡を見せた。 「すっごい大きな鏡だね。ほらっ!僕なんか半分くらいしかうつらないや!!」 「まだ清太はチビやからな。・・・・・・・ってちょいまて!!お前、鏡にうつってるんか?」 驚いて俺が清太に言うとウンウンと首を縦にしている。 「兄さんなに言うてまんの?さっきからワテも雪も鏡にうつってまんがな。」 美嚢が俺に言った。 「なんでお前等がうつるねん!!!おかしいやろ!!!幽霊のお前等が鏡にうつったらおかしいやろ!!!」 嫌な予感のする俺がそう言った時、 鏡が突然に光だした。 そして中から人が飛び出して来た。
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