想い

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返事の代わりにハザードランプを点けて詩穂の車は離れて行った。 そして俺は詩穂の車が見えなくなったのを確認すると家に向かって歩き出した。 ……清々しい朝だ…… 朝日が眩しいぜ……なんてな。 しっかし…内容の濃い一日だった。 でも…嫌な気分じゃない。俺の心も今日の天気みたいに晴れ渡っている様な感じだ。 抱えていたモヤモヤもいつの間にか解消されているようだ。 と、俺の携帯が鳴った…彼女専用のメール着信音だ。 [おはよう☆今日って会えるかな?] あ~…返事返すのを忘れてた…。 まぁ、でも何だか目が冴えている。このまま寝ずにいける気がする。 ふっ…と俺は微笑む。 なんだかんだ…俺は幸せだよな。 そうしみじみと思うと俺はメールの返事を打ちながら玄関のドアを開けた。      
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