登校

2/5
前へ
/23ページ
次へ
「いっけねー‼ 入学して次の日に遅刻かよー‼」 應秀学園の正門をダッシュで駆け抜ける高校生がいた。 名前は石川タケル(15) 群青色のブレザーに純白のカッターシャツ、胸ポケットには應秀学園の校章、光る金ボタンを身にまとう。 タケルは猛ダッシュで高等部塔に向かう。 「ここが高等部塔かあ…」 ベルサイユ宮殿のように豪華な校舎、美しく手入れされた庭園 「って感心してる場合じゃねー‼」 タケルは猛ダッシュで教室に向かう。 げた箱などは存在しない。 タケルは走った。 「1ーA…あった‼」 タケルは教室に駆け込んだ。 「………誰もいないじゃん。」 タケルは目を疑った。 一応 席に着く。 そして 何気なく窓辺に近づく。 外を見てみる。 そして…… タケルは目を丸くした。 向こうからやって来る高級車の列 ほとんどリムジンばっかり。 リムジンが面白いように並んでいる。 そして一斉にドアが開く。 「あきらかに運転手だな。」 タケルは見つめていた。 そして中から生徒が出てきた。 タケルは女子生徒を初めて見た。 茶色のブレザーに黒色のスカート。 これが女子生徒の制服。
/23ページ

最初のコメントを投稿しよう!

44人が本棚に入れています
本棚に追加