病院の中をさ迷う母子の霊

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私は その場に 気が抜けたように 座り込んでしまった。 しばらくボーっとしてると 看護婦の小池さんが 「12:30よ ご飯食べよう」 と言い 手術室に入って来て 私を見つけ 「どうしたの?」 と言った。 「あれ…あれ赤ちゃんですよね」 「そうよ」 と看護婦。 「まあ それより お昼食べましょう。お腹すいちゃった」 「………」
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