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「アナタは誰?」
私を此処から出してくれるの?
それとも…
「…君がアリスかい?」
「そう呼ばれてる…」
「そうか…
おいで。此処から逃がしてあげる」
「ホントに!?」
「あぁ」
「…でも無理よ。
アナタも知ってるでしょ?
この鎖は切れない」
首に繋がってる鎖
錆びることもなければ切れることもない鎖
鍵穴はあるのだから鍵があれば外れるのだろう
だけどそんな鍵を持ってるはずもなくどうすることも出来ずにいた
「そうだな
その鎖は切れることはない」
ほら…
やっぱり駄目じゃない…。
此処から逃げることなんて無理なのよ
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