父さん

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父さん あなたが逝ってから もう八年経ちますね あの日 父さんが逝くのを止めきれなかった自分を いまだに許せないでいます。 焦点の定まらない父さんを見たとき…愕然とし…父さんを生まれて初めてひっぱたきました。 あの時の手の痛みを 忘れられません。 『自分で命捨てるなら…その命…私にちょうだい!』 そう叫んだ私に 『そうだな…そうするよ』 そう言って微笑んだ父さんを信じて ほんの数分目を離した隙に逝ってしまった 父さん お父さん…そんなに苦しかったですか… そんなに生きていくことは 辛かったですか… 何一つ残さず…綺麗に片付けられた部屋を見て 私達は途方にくれましたよ。 せめて…何か一言残して欲しかった…と
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