二度目の夏

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「これでいいだろ?」 芹那の返事を待たずに、達哉はベッドに座る芹那を抱きしめてキスをする。 芹那の体が、ゆっくりとベッドに沈む。 長くて、深いキスを何度も何度も繰り返す。 「あ・・・っ」 達哉の手が、ローブの上から芹那の胸の膨らみに触れる。 「気持ちいいの?」 そう聞きながら、手を動かし続ける。 「んっ」 恥ずかしさが、次第に快楽に変わっていく。 心臓の鼓動は、きっと達哉に伝わっている。 緊張と、達哉への想い。 達哉は、芹那のローブの紐を解き、胸に顔をうずめる。 「あっ!」 胸の突起に舌を這わせ、刺激すると、芹那の体が反応する。 芹那の呼吸が乱れる。 「気持ちよかったら、声出していいんだよ」 「はずかしい・・・」 「感じてるでしょ。ここ、こんなに濡らして」 ショーツの上から、花弁にそっと触れる。 「だめっ・・・」 また、芹那の体がピクリと反応する。 キスをしながらショーツを脱がし、優しく花弁を刺激する。 「・・・っあ」 芹那の瞳が潤んでいる。 じっと見つめると、恥ずかしさで目を逸らす。 声を我慢している表情にそそられる。 達哉はローブを脱ぐ。 相変わらず引き締まった美しい体が、間接照明で色気を増す。 「もう、挿れていい?我慢できない」 少し呼吸が速くなった達哉が、芹那の耳元で囁く。 芹那が頷くとすぐに、達哉が入ってくる。 ゆっくりと、奥まで。 お互いの体温が、溶け合う。 達哉は眉間に皺を寄せる。 「達哉さん・・・?大丈夫・・・?」 「ん、気持ち良すぎて・・・」
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