王様は甘口

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「王様ってキスを妙に嫌がるよねー? したこと無いの?」  私は乱れたスカートの皺を伸ばしながら今だに寝転がる王様に聞いた。  スカートをはたくと少しばかり埃が舞い落ちる。 「貴女より何年長生きしてると思ってるんです?」  つまりキス自体はしたことある訳だ。  そうすると、一つ疑問が浮かび上がる。 「つまり、私だから避ける、と?」  王様はイーッ、となるような間を取った。そしてコックリ頷く。 「…………そうとも言うかも知れません」  それはあまりにも直球過ぎるよ、王様っ!  それが良いところなんだけど、それが悪いところであると気付いてっ!
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