夢の話

2/3
前へ
/3ページ
次へ
少女は夢をみました。 その夢は、将来の夢等ではありません。夜見る夢です。 その夢は、それはそれは悲しい夢でした。 少女は暗いところで、ひとりぼっちです。 少女は不安と恐怖で泣き出します。 けれど、どんなに泣いても誰もきません。 何も見えません。何も聞こえません。 あるのは不安と恐怖だけです。 少女は目覚めました。まず見えたのは白い天井です。 起き上がると濡れた枕が見えます。頬も濡れています。 外からは鳥の声が聞こえます。 少女は安堵して、笑いました。
/3ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加