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『12:空知緋色』
ピシャーンゴロゴロゴロゴロ…どっかぁーん!!(心情風景)
「そ、空知!?なんか、真っ白になってるんだけど…」
「………替われ。」
「へ?」
「私と替われ。お前がA組12番になれ。」
「無茶言うなァ!」
「じゃあお前、桂。私と替われ。」
「Σヒッ!あ、いや俺…すまん!俺…C組に好きな子がいるんだ…だから替われない!」
「嘘つけテメェ!!お前今彼女いるだろ!!」
「あいつ頭悪くなる病気にかかってるから変な事言うんだ。」
「なら仕方ない。」
「保健室行っても治らないの?その病気」
「Σ倉田!?」
「残念ながら…」
「そう…でも中沢くん、私ずっと友達だからね!」
「俺も☆」
「あははー!どうもありがとよチクショー!」
あぁ、楽しそうだ。これが同じクラス同士の連帯感ってヤツか。ハッ、私に無縁のモノだな。
あはは、あはは、あはははは…
「ひぃちゃん」
「桃…」
「また休み時間遊びに行くからね!」
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