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「キャー!見て!燈子様よ!」
「素敵よね~!空知さんと並ぶと絵になるわー」
「相変わらず綺麗だなぁあの二人は…!!」
「我が校の二代美少女だからな!」
「太陽の乃木坂、月の空知…どちらも魅力的だ!甲乙つけ難し!」
なんだその評価は…初めて聞いたぞ。
そんな太陽と称される部長がニコニコして私の席に来る。
…嫌な予感しかしない。
この人の弓道の腕は確かで、人望もあって、私も尊敬している。
ただ、何と言うか…悪戯っ子というんだろうか。平たく言えばドSなのだ。
そして間違いなく、この笑顔の時はたいていよろしくない事を考えている。
「…何ですか?」
用件があるなら早くして欲しい。桃に会いに行けなくなるから。
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