文化祭
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数分してから由希は手を離し、未羽を抱き締めた。 「…由希?」 「…ん…いい匂いだと思って…。」 珍しいことを言う由希に未羽は驚いた。 「血の匂い??」 「…違う…なんか…安心できる香りがする…」 そして由希は未羽の首に顔を擦り付けた。 「…あんたは犬か。」 「似たようなもんでしょ。」 軽く突っ込んだがあっさりと返されたのだった。
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