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熱い暑い熱い暑い熱い暑い…
「誰だよ……地球を温暖化させてるやつ……アメリカかな…中国かな……インドかな……いや日本だな……人じゃねぇや………鬱だ…死にたい……」
俺は今学校への道のりはとんでもない猛暑により苦難と苦労と脱水に襲われてる。何故オゾン層はフロンガスなんかに破られてんだよ……紫外線のめった打ちだこりゃ…。と額から汗をダラダラ流しながら地獄の学校への道を辿っていると…
「恭真…放課後校門で待ってるから」
ひょいと女の子が俺にそう耳打ちした。驚きにより俺の体中の体温は一瞬奪われた。
「えっ?」
この時の俺はどんな表情をしていたのだろう?えっ?そんなの知らないって?…悪い。俺も知らん。
「うん。だからまた放課後」
彼女は笑顔で俺にそう言った後効果音で表すとタタタタ…という音を響かせて彼女は学校へ走って行った。
ちなみに今走って行ったのは御之坂 螢(オノサカホタル)。御之坂 明(オノサアカリ)の双子の姉らしいが全くと言っていいほど見分けがつかない。一部ではどちらかがクローン人間じゃないかと噂される程似ているぐらいだ。それじゃあ何で今のが螢だと分かったのかというと螢は俺を呼び捨てで明は君付けだからである。
彼女達は容姿端麗で黒髪美人。成績優秀でいつも学年では2番目に入る程だ。妹は3番。
「陽炎だな…もしくは幻覚に幻聴だ……」
先程の情報がにわかに信じきれていない俺は頭がぼーっとするのもあってかそう思い込みながら学校への道!最大の難所!別名心臓破りの坂!をのろのろと登り始めた。
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