幼なじみ

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「四季、送ろうか?」 玄関まで付いて来た父は心配そうに四季を見上げる。 「大丈夫です。逃げ切れたと思うから待ち伏せとか無いと思いますし。」 私は四季が2階から侵入した際に部屋に置いていた靴を玄関に並べた。 「でも道端で偶然、下校中の女子高生達に遭遇して追い掛けられるかもしれないよ?」 四季のモテパワーはハンパじゃない。 今まで何度も貞操の危機はあったはずだ。 「大丈夫。その時はまた逃げるよ。」 心配して発言した私の頭を撫で、ニッコリ微笑む四季 老若男女関係なく四季は誰にだって優しい。 だから、ストーカー被害が増えるんだよ。
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