2485人が本棚に入れています
本棚に追加
・
・
・
どれぐらい眠っていただろう……
青年がゆっくり目を開くと和室と思われる天井が目に入った。
青年〈天井?何で?
俺、確か外に……〉
記憶を辿ろうとすると……
「ミィー……」
自分の体の上から聞き覚えのある鳴き声がした。
青年〈さっきの猫か……無事だったんだな……〉
天井を見上げたまま手を猫の頭に乗せた……つもりだった。
?「う……ん……」
青年〈?何故に女の子の声?〉
確認しようと頭を持ち上げる。
すると、まず猫と目が合った。
青年〈猫の頭に俺の手はない……じゃあ……?〉
猫が青年の体から降りると次いで明らかに寝起き顔の猫耳の少女と目が合う。
青年〈俺の手、発見。〉
少女「……」
青年「……」
しばし沈黙……
少女&青年「おはようございます。」
そしてハモる。
青年〈うーん……非常に気まずい……〉
などと青年が考えていると……
九尾「橙、その人間の具合はどう……だ?」
ふすまを開き現れた狐耳の女性は、そのまま固まる。
橙「あ、藍さま。」
青年〈ちょっと待て、橙に藍!?
て、事は……俺、ヤバくね?〉
藍「貴様!橙に何をしている!?」
無数の弾幕が青年に襲い掛かり炸裂する。
青年「ちょ!危ねー!
ヤバいってマジで!」
藍「問答無用!」
ドゴオオォ……ッ!
・
・
・
最初のコメントを投稿しよう!