第2章 突き付けられる『現実』

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部屋の修理が終わり再び座る4名。 紫「じゃあ、まず紹介からさせてもらおうかしら。」 先ほどと違い紫から話を切り出す。 真「『八雲 紫』(やくも ゆかり)さんですよね?」 真が先に言う。 紫「あら、何故私の名前を?」 名前を先に言われて紫が尋ねる。 真「向こうでも有名ですからね。」 ゲームで知ったという理由は伏せておいた。 藍「では、私や橙の紹介も必要ないと?」 真はうなづき…… 真「『八雲 藍』(やくも らん)さん、九尾の狐で紫さんの式神。 そして、『橙』ちゃん。猫又で藍さんの式神……ですよね?」 真が確認を取る。 藍「あ、ああ……しかし、有名と言われると気恥ずかしいな……」 橙「そうですね、藍さま。」 照れる藍と橙。 真〈今さらだが、本当に八雲一家なんだな……〉 その様子を見て改めて感心する真。
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