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「俺、次の呼び出し任務が終わったら防衛省辞める」
「えっ!? どうしたの急に、何かあった? 」
彼女は、大きな目を更に見開いて俺の顔を覗き込む。
「別に、何もないけど」
本当は、彼女の為だった
最新鋭の戦闘機に憧れ、地球防衛省のパイロットになったのは二年前
そこで、初めて俺は彼女と出逢う。
そして今から一年前、惑星間戦争が始まった頃に彼女は防衛省を辞めた。
それから、何度か彼女は俺にパイロットを辞めて欲しいと願っていたのだろう。
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