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あの日はまるで神様が私を祝福してくれるかのように晴れた空
私、(河相モエ)は生まれて初めてする告白とゆうものに胸を高鳴らせ定番の体育館の裏で彼を待っていた…
(ど、どうしよッ💦緊張してきた…大丈夫…昨日あれだけ練習してきたんだもん、えっと確か落ち着くためには人を飲むって…ってどうやって飲むのよ💦)
一人オロオロと慌てていると後ろから足音が聞こえバッと後ろを振り返えると朝手紙で呼び寄せた彼、(佐藤竜護)が此方を見据え立っていた。
「何?」
彼はこのシチュエーションに何も気付いてないのか端正な顔を人形のように表情を変えず朝、彼の下駄箱に入れた呼び出しの手紙を私に見せつけるようにヒラヒラと振る。
「えっと…//実は…佐藤君に大事な話が…」
「僕急ぎの用事があるんだよね…」
そう言うと彼は急かすように自分の腕時計を見る
「ぁッ…ごめんなさい…あの…私…ずっと前から佐藤君の事が…す//」
恥じ入りながら俯きチラチラ上目遣いで可愛く見せながら告白しようとするとそいつは途中で…
「あぁあぁぁ!?もう魔女っ子ルルのスペシャル放送がッッ!!」
彼は叫ぶような大声で告白を妨げ私に目を向けず陸上選手並みの速さでその場を走り去った。
「すき…って…ぇ…?え?」
私はただ呆然とその場に立ち尽くした
「(…きっとこの学園1可愛い私の告白に動転しちゃったんだわ、もう佐藤君ったら照れ屋なんだからッ//)」
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