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「だいたい僕は、そいつの名前や顔さえ知らないんだぞ?
それに…そうゆうの興味ないの勝弥知ってるだろ?」
「ぁ…まぁ確かにお前じゃ絶っっ対ありえないか」
その断固と言った物言いに少しムカッときたが本当だから何も言わない
「それにしてもよ~お前って本当勿体ないよな?
えっと…宝のお持ちかえり?」
「それを言うなら宝の持ち腐れだ」
ハァーと頭を思わず頭を抑え深いため息をついてしまう
「お、俺はただお前がアホにならないようわざと間違えたからで、決っして本気で間違えたわけじゃないからな!!」
冷や汗流しながら言うセリフかよ…
「はいはい、学年最下位を争う勝弥様はそんな間違いしないもんな」
冷ややかに言うと勝弥は、分が悪くなったのを感じたのか話を変えようとしてきた。
「そ、それよりお前どうすんだよそれ」
今やヨレヨレとなってしまった手紙
「一応行くつもりだけど…でも今日はスペシャル放送があるから手短に終わらすよ」
ふふふ…ルルちゃんが僕を待ってる
「お前、顔ヤバいぞ?」
呆れ顔の友人に言われ鏡を見るとグヘヘヘと笑い声を上げてそうな不気味な笑顔を浮かべた自分が写っていた。
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