†晴れ時々嵐のち晴れ†
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大きな音をたて扉を開けファイは出て行ってしまった。 隣の部屋からファイのまだ怒っている声が響いてくる。 どうやらラビたちの部屋に行ったみたいだ。 「なんであんなに怒るんだよぉ」 私の目には知らない間に涙が溢れ零れていた。 ……止まらない。 止まってくれない。 「ナナシちゃん?大丈夫?」 優しく声をかけてくれたのはスミレだった。
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