†晴れ時々嵐のち晴れ†

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「おはよう、ナナシちゃん。」 「おはよ、スミレ。」 優しい口調で挨拶してきたのは 柔らかい紫の髪をショートカットにしたスミレだ。 髪を切ったこともあるけど スミレは大人の女性って感じがする。 二十歳でもあるしね、 当たり前だとは思うけど 本当におしとやかで見習いたいです。 「あのね、ナナシちゃん… 突然なんだけど…お願いがあるの。」 「ん?なに?」 私は最後の洗濯物を干し終わり 空になった籠を抱える。
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