238人が本棚に入れています
本棚に追加
メキメキ
岩の壁に亀裂が走った
そしてその衝撃でダークも気絶してしまい
そのまま朝を向かえた
（痛い……………）
ダークは目覚めるとまずは服に付いた砂を払う
そしてしばらく昨夜の事を思い出すのに岩の壁の周りをうろうろしていると
ふと昨夜自分がぶつかって出来た亀裂が目に入った
（そうだ！俺岩に突進したんだ…………アホな事をしたな……やっぱり一度行くかな…城に）
諦めて悪魔の城に行こうとゲートを作り出すと
「なるほど、向こうの住人でありながらも闇の力を使う者……お前は生まれながらの悪魔か」
「誰だ…普通の人間じゃあないな」
「私は殺し屋だ、お前のような災厄により残された者を完全に消し去り、元の世界へと完全に戻すのが任務……残念だがもう二度と帰れないんだよ」
そう男が言った瞬間ダークは龍殺刃を構えた
そして男はダークとは規模の違う巨大なゲートを作り出すと
「来い…グランドアンバー………ねじふせろ」
そう言うとゲートからは巨大な岩と宝石で構成された巨人が現れた
「大地を司るグランドアンバーだ…お前に勝てるのか？」
そう言って男は消えた
ダークは目の前の巨人を睨みつけると
「来いよ」
そう言って巨人を挑発した
すると巨人はダークに向けて走り出す
（このまま避けて龍殺刃で切り裂く…それだけだ）
ダークは魔力で龍殺刃に水を纏い
巨人の突進を避けた
そしてそのまま背後から斬りつける
しかし
ガキンという音が響くのと同時に
なんとダークの龍殺刃には亀裂が走った
（マジかよ……堅いな…）
そして振り向きながら振り回している巨人の腕がダークに当たり、ダークはかなりの距離を砂埃を巻き上げながら滑って行った
そして
ダークが巨人をその目で捉えた時は既に巨人は攻撃をしていた
穴があり、大砲の様になっている指先からは宝石の様な弾丸が打ち出された
そしてそれが次々とダークを襲う
（災厄は終わったはずなのに……まだこんな強敵がいるのか……）
そしてダークが戦魔化しようとした
その時
「ダーク！精霊の森まで逃げろ、今のお前には勝ち目はない」
ダークは辺りを見回すが誰もおらず
とりあえず精霊の森に向かうゲートを作り出すと
そのゲートに飛込んだ
最初のコメントを投稿しよう！