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『……ただ…倒す……』
『大山さんに非常に興味があります。今回初のお手合せなので楽しみです』
『前回、僕は正確に言うと彼に負けたわけではありません。大衆の前で真実を見せます』
『適当に頑張るよぉ~』
『リベンジを果たしに来ました!がんばります!』
打倒・大山
一人を除き、精鋭達は皆同じ目標を掲げていた
『凄い!さすが予選を勝ち上がった勇者達です!彼らが望むのは魔王の討伐だぁ!』
観客は既に総立ちだった
『さぁ、皆さんお待ちかね…魔王大山の登場だぁ!』
スポットライトが中央に集まると、そこには大山が立っていた
悠が小走りで走ってくるのが確認できる
『大山さん!今回、勝算はありますか!』
悠は大山にマイクを向けた
『多分このメンバーだったら素晴らしい勝負が出来るでしょう。勝ち負けはともかくね。まぁ、ゲームのルール説明を取り敢えずしますか』
大山が手を上げる
その合図と同時に体育館の照明がついた
大山の隣には机が円状に並べられている
席は5つ
『今回、我々報道部は大山さんの言われたように準備しただけであり、何も知らされてません…一体何が起きるのか…』
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