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素子は皆にペンと紙を一組ずつ配る
『今から配るカードは絶対に他の方に見えないようにして下さい』
次に素子は一枚一枚、手渡しでカードを渡す
『これからクイズを10問出題します。このうち5問正解したら皆さんの勝ちです。しかし、2問間違えるごとに1人、退場していただきます。当然そのプレイヤーは失格。そして、先程申し上げたように、私には1人味方がいます。それはプレイヤーの中にいます』
大山の発言にプレイヤーは皆、互いの顔を見た
『勝負には多少の運も必要。先程配ったカードにジョーカーが書かれているプレイヤーは私の味方になってもらいます。その使命は【妨害】。プレイヤー達がクイズに正解するのを妨害して下さい。ジョーカーの方はクリアさせないようにしたとき勝利となります。しかし…ジョーカーだからと言ってクイズを全て妨害すると…当然自分も退場となりますからね。そうなるともちろん勝利の取り消し。プレイヤーはクリアを目指す。しかし出来ない場合、2問ごとに疑わしいプレイヤーを削除できる。こういうゲームです』
「つまり~…簡単に言ってよぉ~?」
渡邉はとても素直な人間だった
分からないことがあればすぐにでも聞くタイプだった
例え、場の雰囲気を壊そうとも
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