精鋭集結

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『プレイヤーの勝利条件は5問正解又はジョーカーの追放。ジョーカーの勝利条件は6問以上不正解にさせること…ということです』 「追放の方法は?」 これは鬼國だった この際、不明なことは聞けば聞くだけ得するものだと判断した 『サイコロを振っていただきます。誰が振ろうとかまいません。プレイヤーの皆さんには数字が割り振られています。予選通過順と同じ数字、つまり、柳下さんが1、鬼國さんが2…と言った感じに。存在しない6が出たら振り直し。失格者の数字が出た場合も同様ですね。そしてその数字の人が、【指名した人】が退場となります。どうです?かなり奥深いでしょう?…さて他に質問は?』 「…この…ペンと…紙は…?」 『この先、長い勝負となります。どんな些細な点でもメモしておけばジョーカーが見えてくるのではないでしょうか?…他には?』 プレイヤー達は再度、確認のために顔を合わせあった 『観客の皆さんは?』 反応はない 『まぁ、進行に影響があるようでしたら、私が解説しますしね。何より勝負がみたいことでしょう!どうです皆さん!』 大山の煽りを受け、観客達が拍手で開始を促す 『それじゃあ早速始めるかぁ!さぁプレイヤーはカードを確認だぁ!』 歓声の渦の中心、5人のプレイヤーは自分のカードを見る もう三度目の顔合わせ しかし、それはもう疑いの眼差しでしかない
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