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その日からクレームこそ出なくなったものの、心理研究部に対する注目はより一層高まった
賞金が一千万円出る
どうせ勝てない仕組みになってる
大山は負けたら退学
大山を負かすため、外国から挑戦者がやってくる
噂が噂を呼び、文化祭当日の朝にはその話で持ちきりだった
神之矢学園の文化祭【神之矢祭】は三日に渡って行われる
一日目は前夜祭と称した校内の生徒達だけによるもの
二日目は一般公開の日となり、最も忙しい日となる
三日目の後夜祭は殆どが後片付けと反省会で終わってしまう
その前夜祭にて、どの部が何をやるのか、確認の意味を込めて全校生徒が体育館に集まり、集会を行う
確認というよりは面白可笑しく自分の部をアピールする、まさにお祭りのようなものだった
『おはじき同好会、ありがとうございましたぁ！さぁ皆さん！いよいよ！いよいよ次が最後となります！』
ステージの上では悠がマイクを持ち、大袈裟にパフォーマンスをしている
「任せていいんだね？」
「当然」
『今年の神之矢祭は俺達が操る！心理研究部どうぞぉ！』
悠がそう言い終えると同時に体育館が揺れるような歓声が沸き上がった
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