惑星ヴァイサス

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周囲を囲むパイレーツは約10人。 装備は惑星エーテルの時と同じ。   サムスはミサイルを、トレースはインペリアリストを構え次々と放った。     ミサイルがスーツを砕き、インペリアリストが頭を貫いた。   一方的な攻撃に為すすでなく、パイレーツは全員朽ちていった。              「くそッ……」     サムスが一息着く暇もなく、更にパイレーツがフォースフィールドを抜けて攻撃を仕掛ける。       「面倒だ。少し下がっていてくれ。」   トレースはサムスを抑制しながら、アームキャノンを構えた。           銃口が徐々に光り、赤い閃光が蓄積されていく。             サムスがトレースの背後にまわった時、一直線の閃光がパイレーツの頭部を貫通した。       そして、それは連続的に放たれ、パイレーツは近付く事さえ出来ずに死んでいった。       20数人いたパイレーツも死骸だけと成り果て、夥しい血が周りに散った。               一息着こうとしたが、またしてもパイレーツがフォースフィールドを抜けてきた。         今度はパイレーツコマンダー部隊らしく、装備はほぼ最新式に間違いない。 赤色フェイザイトを使用したコマンダーの装備はとても毒々しい。     サムスがアームキャノンを構えようとした時、トレースがひき止めた。
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