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惑星の大気圏に入ると右エンジンが完全に機能を停止したらしく、操縦が全く効かない。
サムスは左エンジンを器用に使い着地を試みたが、虚しくも木々の生い茂る林に墜落した。
…
……
………
くっ……
押し潰されていたサムスは気を取り戻した。
直ぐに瓦礫を退けて外に出たが、船体は原型を止めておらず、コクピットの安全装置がなければほぼ即死だっただろう。
オレンジに塗装されていた船体は変色し、右エンジンは真黒になっている。
サムスはスターシップを離れ、周辺に何か無いか探索する事にした。
レーダーに反応はなく、生命反応もない。
サムスは宛もなく獣道を突き進んだ。
ふと、上を向くとスターシップからは見えなかった巨大な建造物群がサムスを見下ろしていた。かなりの距離はあるが行ってみる価値はある。
サムスは獣道から外れ建造物群へと直進した。
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