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かなりの距離を歩いたサムスの前に高々と建造物群が立ち並ぶ。
圧倒的な大きさにサムスは足を奪われていた。
レーダーには建造物が映っていたがその他に村の様な物も確認出来た。
直ぐに行こうとしたがスキャンバイザーを起動し建造物を読み取った。
-慰霊塔:ペシェタール-
建造物は約半世紀前に建てられた慰霊塔と判明。
内部データより死者45万、負傷者80万。
建造者:ペシェル族
スキャンが終わると共に生命反応がサムスの周りに集まってくる。
草木で姿は見えないが異様な殺気が感じられる。
そして、林からぞろぞろとサムスに近づいてくる。
鋭く尖った右腕を構えながらサムスの周りを囲む。
どうやら交渉の余地は無さそうだ。
サムスがモーフボールになろうとした時、聞き覚えのある声がサムスを呼んだ。
「サムス!?」
そこにいたのは深紅のスーツを纏ったトレースだった。
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