君に恋した

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いつも授業をさぼってばかりいる俺。 でも、あんたの授業だけは何があっても皆勤賞だ。 …――――― ダルイ数学の授業もあんたのためならって、さぼりの常連の俺、水面 陽人(ミナモハルト)は椅子に座って睡眠学習…モドキをしていた。 “なんでモドキか?って” もちろん、彼奴をみつめるためだ。 ほら、彼奴は授業開始から寝てる俺を、いつも開始から10分後に起こす。 それも―――… ゴスッ! 何処で売ってるんだ!? ってくらい分厚い本を片手に… 「オィ、水面!!! 俺の授業で毎回毎回寝てるとは、どうゆう了見だ???言ってみろ💢」 さっきの音は、俺の頭に、クリティカルヒットした本の音。 そして、 「聞いてんのか!?💢」 さっきから聞こえている声の主は、俺の愛しの愛しの先生だ。
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