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めまいがして、吐き気がして…。
トイレのドアを開けた瞬間、倒れるように座り込んだ。
「大丈夫?」
声をかけてきたのは、つばさだった。
「だ…いじょ…ぶ……です。」
「顔青いよ?」
そういってハンカチを水で冷やして貸してくれた。
「ありがとう」
涙を隠す為に顔を覆った。
「次のテストも頑張ろうね☆」
【女子】という存在が怖かった私。
「汚い」
「キモい」
中二から学校での会話が無かった私。苦しみから逃げる為、私は誰にも見えてないんだって思い込ませてたから。
だから尚更つばさがしてくれた事は嬉しかった。
「うん。ありがとう!」
「私、中村つばさだよ。よろしくね☆」
「成美あこです。こちらこそよろしくね!」
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