第一章

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 その後、私は合格発表で合格した事がわかった。      さきなの事があったので、私は親に、高校には行きたくない、働きたいと相談した。      でも親は、     「高校だけは行きなさい。今時高校も卒業してないなんて…」      と、高校を受験したくないと言った時に言われた言葉と同じ言葉が返ってきた。      私はなんでわかってくれないんだろう…って悔しくて泣いた。     「大体、情報技術科にいきたいってM工業選んだんじゃないの?それをいきなり建築科に行くから~とか言って、今度は行きたくない?なにそれ?」      返す言葉がなかった。      高校には行きたくない、働きたい。そう言った時に高校は出なきゃ。と言った親。      私立に行かせるお金はないから公立にして。と言った親。      公立で、同級生に会わなくて、女子が少ない。それはM工業しかなかった。      学校案内をみると【情報技術科】に興味が沸いた。      本当に本当に私は、高校に行くんなら情報技術科って心に決めて、勉強もそれなりにやり始めた。      でも担任は…     「授業も受けてないんだから、情報技術科なんて無理だ。建築科に願書出しといたからな。」      と言ってきた。私に反論の余地はなかった…。
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