新たな秀聖野球

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翌朝 「よ‼守。」 「よ‼」 いつもみたいに挨拶を交す僕と垣本。 「今日は授業もねぇーしいっぱい練習出来んな‼」 とかなりの喜び方をしながら僕に話す。 「そうだなぁ…」 僕は、苦笑いしながら答える。 そして、僕達は喋りながらグランドに行く。 すると監督が僕達に近付いて来て急に真剣な顔をして喋り出す。 「守。垣本の案で急遽明日練習試合を組んで来た。」 僕はかかさず 「その相手は?」 「宮崎北部高校だ。」 と監督は言う。 宮崎北部高校とは、九州屈指の強豪高であると聞いた事がある。 「どうしたんだ➰?」 と皆が問掛ける。 そして、僕は皆に練習試合の事を全て話してやった。 「なんだと⁉」 「宮崎…北部…高校とウチが試合⁉」 やはり皆も驚きを隠せない。 「なんだよ。オメェーらビビってんのか?」 と堂々と聞く垣本。 「当たり前だろ‼」 と皆、声を揃えて答える。 「何言ってんだよ‼ 俺達は豪谷島高校に負けたけど甲子園の決勝まで残ったじゃねぇーか‼」 と必死で説得する垣本。 「………。」 少しの時間沈黙が続いた。 「…分かったよ。」 「戦ってやろうじゃねぇーか‼」 「そうだな。俺達甲子園準優勝してるもんな‼」 皆、いっせいに答える。 「じゃ、明日の時刻と場所を知らせるぞ。 何かにメモっとけ。」 そして明日に向けて必死に練習するのであった。 「お疲れ様。 じゃ、明日。」 僕はそう言い帰宅した。 明日の集合場所は、地方球場。 時間は、8:30までに集合。 「よし。少し暇が出来たしグラブとか綺麗にするとするか。」 僕はそう呟き、油を持って来て、色々な汚れをとった。 そして、グラブやスパイクが綺麗になったところでベッドに横たわった。
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