音楽は裏切らない

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音楽は楽しい。 音楽は素晴らしい。 音楽は自由だ。 そして音楽は平等だ。 音楽を奏でる事でさっき喧嘩をしていた者とも一つになれる。 音楽こそ平和をもたらすのではないか。 音楽の争いは人を不幸にはしないからだ。 争いは音楽だけで十分だ。 音楽は存在そのものに価値がある。 宗教は信仰しなければ救われないが、音楽はただ存在することそのもので救われる。 音楽を創る人でなくてもいい。 音楽を奏でる人でなくてもいい。 音楽を自ら聴く人でさえなくてもいい。 音楽は日常にあるだけで平和の象徴なのだ。 そう、街の小さな店の中に流れている音楽さえも。 音楽は違う場所では違った色を持つ。 それでも音楽であることに変わりはない。 言葉が通じなくても音楽は言葉になる。 音楽で心を伝えられるからだ。 理解できない音楽があってもいい。 嫌いなジャンルの音楽があってもいい。 稚拙な演奏で不快な音楽は無理して聴かなくてもいい。 音楽に関わらないこともまた自由であるからだ。 でも、存在を否定してはいけない。 その音楽で幸せになる人がいるのだから。
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