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人間界
「ふう、お待たせ~」
優が買い物を済ませ、彗と龍が待っている場所に来た。
「意外と長かったな、優。」
「うん。レジが混んでたからね。」
「ねえ、優。美佐は…?」
龍が美佐を見なかったか優に尋ねた。
「えっ、美佐?僕が見た時はいなかったけど…」
「皆~!!」
美佐の話をしていると、美佐がやってきた。
「お帰り、美佐。もう買い終わったの?」
「うん、買い終わったよ龍。」
「よ~し、じゃあ皆揃ったし僕の家で決闘(デュエル)しよう!!」
『お~!!』
優は皆を自分の家に誘い、決闘する事にし、カードショップを後にした。
精霊界
「……人間界にしか?」
ヒータが何故人間界にしか送れないのか疑問に思った。
「はい。精霊界と直接繋がりがあるのは人間界だけですからね。他の世界には送れないんですよ。」
「先生!人間界にそう言う人がいなかったらどうするんですか?」
ウィンがもっともな質問をした。
「それは大丈夫ですよ、ウィンさん♪私の占いによると、四人の男女がその力を持っているようです♪」
ドリアードはこれまた自信たっぷりに言う。
(いつの間に占ったんだろう…そして、先生って占いなんてやっていたんだ…当たるのかな…?)
四人はドリアードがいつその事を占ったのか、いつから占いをやっているのか、そしてその占いは当たるかと言う疑問を持ったが、口には出さなかった。
「では、カードを人間界に送ります。良いですね?」
『はい!』
四人はドリアードの占いを信じ、そう返事した。
その頃、裂け目からは黒い霧が漂っていた…
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