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人間界
「早く決闘がしたいな~♪」
彗がウキウキしながら歩いている。
「優の家って結構遠いね。」
美佐が疲れた様子でそう言った。
何故なら、優達はカードショップから歩き始めてもうかれこれ30分は歩いているからだ。
「もう少しで着くと思うよ。」
龍が疲れている様子の美佐をそう言って励ました。
「そろそろ着くよ。…ん?」
優がもう少しで家に着くというところで、道端で何かを見付けた。
「あれは…遊戯王カード?」
「どれどれ…本当だ。」
優が道端に落ちているカードを指し、彗が確認した。
「取りにいってみる?」
龍がカードを取りにいくか尋ねた。
「ねえ、皆。拾わない?」
美佐は拾いたいようだ。
「そうだね…拾ってこうか。」
優がカードを拾いにいった。
「これ、見た事無いカードだ…」
優がカードを手に取り、そう呟いた。
「どんなカードだ?」
彗が顔をカードに近づける。
「何々~?」
「何て名前のカード?」
美佐と龍も優の所へ行き、カードを見る。
「え~っと…『精霊界への入り口』?」
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