精霊界

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「あっ…いえ、もう大丈夫ですから…」 ウィンは少し申し訳なさそうに言った。 「あっ、まだ僕達の自己紹介してなかったね。僕は優だよ。」 「俺は彗って言うんだ。」 「私は美佐。よろしくね♪」 「えっと…僕は龍です。よろしく。」 四人がそれぞれウィンに自己紹介した。 「皆さんよろしくお願いします♪」 「ウィン。敬語はよしてよ。」 優が、ウィンの話し方に違和感を持ったのか、そう言った。 「うん、分かった♪じゃあ、先生の所に案内するね。」 優達はウィンの後を付いていく。 「グルルル…」 「ウィン…サファイアドラゴンが追ってきてる。」 優が、サファイアドラゴンの鳴き声を聞き、ウィンにそう言った。 「本当!?このままだと大変だよ!何とかして追い払わないと!!」 「ウィンは風属性の奴を手懐ける事が出来るんじゃないか?」 彗はカードでのウィンの効果を思いだし、そう尋ねた。 「えっとね…手懐けれないの。理由を話すと長くなるんだけど…今はそれどころじゃないから、後で話すね!!」 ウィンは彗にそう返事をした後、杖を構えた。 「風霊術―『雅』!!」
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