302人が本棚に入れています
本棚に追加
「くそっ!!」
優が木の棒を拾い、力任せにサファイアドラゴンに向かって投げた。
「グア!?」
木の棒はサファイアドラゴンの翼に当たり、サファイアドラゴンは墜落した。
「グガアアア!!」
サファイアドラゴンはすぐに立ち上がると、走り出した。
「ウィン、逃げよう!!」
龍がウィンの手を引き、走り出す。
「グガアアア!!」
しかし、サファイアドラゴンは意外にも早く、すぐに追い付かれた。
「やばっ…」
ウィンが後退りをする。
「おらあ!!」
彗が、先程優が投げた木の棒を拾って、サファイアドラゴンの目を突き刺した。
「グ…グガアアア!!」
サファイアドラゴンが目を押さえてもがいた。
「グガアアア!!」
サファイアドラゴンは目を押さえながら、腕を力任せに振るい、周りを走った。
「うああ!!」
サファイアドラゴンが力任せに振るった腕は、ウィンの頭に当たった。
「ウィン!?」
ウィンの悲鳴を聞いた優が、ウィンの方を向いた。
「ううっ…」
ウィンは頭を押さえながら、その場にしゃがみこんだ。
「大丈夫!?」
美佐がウィンに駆け寄った。
「この…!!」
優がサファイアドラゴンの方を向き、怒りを露にした。
最初のコメントを投稿しよう!