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「グアアア!!」
サファイアドラゴンは、向きを変え、彗の方を見た。
「今度は俺かよ!!」
彗は急いで逃げる。しかし、すぐにサファイアドラゴンに追い付かれた。
「グガアアア!!」
サファイアドラゴンが腕を振り上げる。
「彗ーーー!!」
優が叫んだ。
その時、突然優の身体が光り出した。
「優…!?」
彗がサファイアドラゴンに襲われそうになっているのを忘れ、優の方を向いた。
「グア!?」
「これ以上…仲間に手を出すな!!」
優がサファイアドラゴンにそう叫んだ時、サファイアドラゴンが吹き飛んだ。
「グアアア!?」
「な…何なの?今のは…」
美佐が優の方を向く。
「あれが…僕達の持っている力…?」
龍が優を見てそう呟く。
「優…お前…」
彗が優に近づく。
そして、こう言った。
「すげえな!!どうやったんだ!?」
彗は目を輝かせて、優に力の使い方を尋ねる。
「彗…大丈夫だった…?」
優がそう呟くと、疲れたのか、その場に座り込んだ。
「いたたた…あれが優君の力…」
ウィンが頭を押さえながら、優に近づいていった。
「ウィン…」
優は申し訳なさそうにウィンを見た。
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