精霊界

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「…?優君何で申し訳なさそうな顔してるの?」 「僕がもっと早く力を使っていれば、ウィンが傷つく事はなかったから…」 優が、一層申し訳なさそうな顔をする。 「そんなの全然気にしてないから…ね?」 ウィンはそう言うと、にっこりと優に微笑んだ。 「ウィン…ありがとう!」 「とりあえず、ウィンの怪我を何とかしないとな。」 彗が、ウィンの怪我を見てそう言った。 「私、一応救急箱持ってるよ。」 美佐がどこからか、救急箱を取り出して、皆に言った。 「いつの間にそんなの持ってたの?」 龍があまりにも驚いたので、美佐に尋ねた。 「気にしない気にしない♪」 (いや、普通は気にするよ…) 皆はそう、思った。 「ま、まあとりあえず手当てするから美佐、救急箱をこっちに渡して。」 「分かった~優。」 美佐は優の所へ、救急箱を持っていった。 「じっとしててね、ウィン。」 「う、うん。」 優はウィンの手当てをし始めた。 しばらくして、手当てが終了した。 「ありがとう、優君♪」 「どういたしまして。」 「ウィン、そろそろ先生の所に行かない?」 龍が、そう話を繰り出した。
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