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人間界
「彗、今日カードショップ行かない?」
「別に良いぜ、優。」
会話をしているのは、『風間 優』と『水谷 彗』である。
二人はカードショップに行く事にした。
「じゃあさ、今から行こうよ」
優が急かすように彗にそう言った。
「僕も行っていいかな…?」
「私も~」
優と彗の会話にどこか控え目な声と、のんびりとした声が割って入ってきた。
「龍、美佐。もちろんだよ!」
「じゃ、早速行こうか。」
『沢田 美佐』と『神原 龍』が加わった四人はカードショップに向かった。
この後、予想だに出来ない事が起こるとも知らずに…
精霊界
「今日も平和だね~」
精霊界の空を見上げながら呑気に呟いている精霊は、『風霊使い』のウィン。
「そうだね~」
ウィンの言葉に返事を返したのは、『水霊使い』のエリア。
「……ん?」
ウィンが空を見ていて、不審に思った。
「エリアちゃん…あの裂け目、何?」
「裂け目?……本当だ。何だろう…」
二人は空に出来た裂け目をじっと見ていた。すると、その裂け目はどんどん大きくなっていった。
「ウィンちゃん!どうしよう!?」
「えっと、とりあえず先生にこの事を知らせに行こうよ!」
ウィンとエリアは先生と呼んでいる精霊の所へと急いで走っていった。
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