苦しみ

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『私にとって貴女はなにものにもかえがたい大切な人です…』 『そんな、大切な人を私は死なせたくありません』 『総司…』 『なので私は貴女を別世界に送ります…』 『なにを…』 『疲れたでしょう?今日まで…何万何百年も生きていくには、』 『なんでそれを!?』 私が言うと彼女はとても驚いた顔をしました。 『驚きましたか?』 と聞きますと 『当たりまえだ』 と言いました 『ふふッ…』 『送るって言ってもどうやって…それに私は…』 『私は…海沙、貴女には幸せになってほしいんです。それが私の願いなのです…』 『私は幸せだ。』 『いいえ、私が言いたいのは“今”ではなく“未来”でなんです。』  『病に蝕まれ、いつ死んでしまうか分からない私のもとに居ても貴女は幸せにはなれないでしょう…』 『総司私は…お前に隠し事ばかりをしているな』 『?』 いきなり海沙は私に言い始めました
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